歯のコラム

歯のコラムです。

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歯のコラム一覧

根が溶ける 歯根吸収

歯根が溶けることを歯根吸収といいます。
歯根吸収は生理的歯根吸収と病的歯根吸収に分けられます。生理的歯根吸収は乳歯が永久歯に生え変わる時に、乳歯の歯根が後継永久歯(生え変わる予定の永久歯)によって溶かされる現象です。病的歯根吸収は後継永久歯ではない永久歯に歯根を溶かされたり、永久歯の歯根象牙質が炎症の影響を受けて溶ける現象です。
歯根吸収は吸収する部位が歯髄側(歯の内側)である内部吸収とセメント質側(歯の外側)である外部吸収に分けられます。
病的歯根吸収は転倒して歯をぶつけたなど外傷後の若者にみられることの多い病気です。外傷後の歯は注意が必要です。

2024年02月24日

マグネット(磁性アタッチメント)デンチャー

義歯に超小型磁石、歯根やインプラントに磁性金属を埋め込むことにより義歯を安定させる義歯です。現在、全国で80万人以上の方が使用しています。丈夫な歯根やインプラントを支えにして磁性金属板を口腔内に取付ます。     

*磁性金属はMRI撮影時、磁場を発生させ、アーチファクトを作ります。CTやMRIを撮影される際には担当医師にご相談ください。

  • 1、装着・取り外しが容易 :歯科用強力小型磁石により、義歯が所定の位置にカチッと吸い付くように収まります。
  • 2.お手入れが簡単 :入れ歯の構造がシンプルなのでお掃除も簡単です。
  • 3.見た目が入れ歯を感じさせない :小さくとも強力な磁石です。入れ歯が落ちることなくピタッと固定されます。見た目上入れ歯を感じさせませんので若々しく見えます。
2024年02月24日

歯の数が多い 過剰歯

正常な歯の他に生えてきた歯が過剰歯です。永久歯が多く、乳歯ではほとんどみられません。約3%の人にみられます。たいていは本来の歯よりも小さい矮小歯です。生える場所、時期、生え方(順生か逆生かどうか)によって抜歯の必要性や難しさが変わってきます。

『正中過剰歯』

過剰歯の中では上顎の正中、左右中切歯の間に生えている場合が一番多くなっています。 この場合には抜歯が必要となります。

例)大人の歯が生えたが、真ん中に隙間が…   

正中離開が残っている場合 正中埋伏過剰歯の可能性もあります。

レントゲンを撮って確認する必要があります。CT撮影により3次元的な位置が確認できます。

抜歯を行います。 ※埋伏過剰歯を放置すると、歯並びが変化したり、含歯性嚢胞を形成したり、隣在歯歯根を吸収したりする場合があります。

2024年02月23日

小さい歯が生えてきた 矮小歯

上顎側切歯や第三大臼歯(親知らず、智歯)に見られることの多い形態異常です。退化現象の1つとされます。通常の歯より小さい場合に矮小歯、矮小歯の形が円錐形の場合に円錐歯、円筒形の場合に円筒歯、といいます。また、側切歯では犬歯化(遠心および近心切縁結節の発達不全)がみられる場合もあります。

2024年02月23日
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