目立たない部分入れ歯「ノンメタルクラスプ」デンチャー

保険で作る部分入れ歯は「”メタル”クラスプ」デンチャー。金属の留め金（所謂　バネ）を他の歯にかけるため、部分入れ歯を使用していることが一目瞭然となります。

クラスプデンチャー（保険の部分入れ歯）は金具がみえる位置にくる場合があります。

ノンメタルクラスプデンチャーはこの目立つ金属部分を入れ歯の床の部分の樹脂を伸ばすことで解決しています。

ノンメタルクラスプデンチャーの特徴

ノンメタルクラスプデンチャーは、保険の部分入れ歯であるメタルクラスプデンチャーと比べると優れた点が多くあります。

ノンメタルクラスプデンチャーの種類

一言でノンメタルクラスプデンチャーと言っても、使用されている厚生労働省認可の素材は５つ、ポリアミド（ナイロン）、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリプロピレン、アクリルです。いずれも異なった特徴があります。当院では入れ歯は食事時にたわまない方が歯や骨への負担がかからないことから２種類の入れ歯を提供しています。

まったく金属を使用しないノンメタルクラスプデンチャーと義歯の沈下を防ぐためにメタルレストを付けたものがあります。金属アレルギーがある人や入れ歯のたわみが気にならない部位に使用します。

金属床にノンメタルクラスプを加えることで、床のたわみを防ぎ、噛む力が向上します。見た目と噛みやすさ、丈夫さを兼ね備えたノンメタルクラスプデンチャーです。　

ノンメタルクラスプデンチャーの弱点

・寿命が短い

　一般に２～３年で材料の劣化がみられます。

・修理が難しい

　当院では修理が可能である素材を採用していますが、修理が困難な場合があります。