武蔵境 しらかば歯科 高齢者歯科

高齢者歯科

高齢者歯科

高齢者歯科は、高齢者を対象とした診療科です。古くは日本歯科大学歯学部付属病院に高齢者歯科診療科が設けられ、東京医科歯科大学歯学部歯科補綴学第三講座が高齢者歯科学講座に改組したことに遡ります。現在では、多くの歯学部に高齢者歯科を担当する診療科、講座が設けられています。高齢者の治療では入れ歯(義歯)の比重が大きく”歯科補綴学(特に有床義歯補綴学)”がベースとなり、全身的な病気(基礎疾患)により治療に全身管理が求められる場合が多く”歯科麻酔学・全身管理学”・”有病者歯科学”・”障害者歯科学”が、そして摂食嚥下障害や通院困難な人に対する治療”摂食嚥下リハビリテーション学”・”訪問歯科学”・”口腔管理学”、さらに加齢に対する”抗加齢歯科学”など必要になります。

高齢者にみられる歯科的問題

1)入れ歯(義歯)のトラブル
顎骨の吸収がすすむ、入れ歯(義歯)を支える歯が歯周病やむし歯により弱くなる、顎の粘膜が薄くなり傷つきやすくなる、手指が不自由になり入れ歯の管理が難しくなるなどのトラブルを生じます。口の中の状態が変化することで、従来使用していた入れ歯が合わなくなることがあります。

2)口腔乾燥症(ドライマウス)
加齢による唾液腺の萎縮や服用薬剤の副作用、噛む回数の減少などにより唾液の分泌量や性質が変化します。口が乾くことにより、食事や発音に影響がでます。

3)誤嚥性肺炎・摂食嚥下障害
年齢とともに口腔機能が低下していくことが知られています。特に口腔周囲筋の虚弱(オーラルフレイル)により、飲み込み機能(摂食嚥下機能)の低下により食事時の誤嚥や誤嚥の結果生じる肺炎(誤嚥性肺炎)を生じやすくなります。オーラルフレイルに至る前段階を口腔機能低下症として予防的な治療がはじまっています。

4)訪問歯科診療
通院が困難な方のもとへ訪問して行うものです。

お口が乾く ドライマウス(口腔乾燥症) ドライマウス(口腔乾燥症)
オーラルフレイル予防に お口の体操 オーラルフレイル
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