歯周病 リスクファクター

歯周病は知らず知らずのうちに罹っている病気です。ご自分の歯周病リスクを意識して歯茎のお手入れをしましょう。

喫煙は歯周病の代表的な危険因子です。タバコの煙に含まれるダイオキシン類が歯肉に悪い影響を与え、CO(一酸化炭素)が歯肉の毛細血管を収縮させます。ヤニは歯の表面を覆い、黒い歯石や着色を招き、見た目を悪くします。  

また、タバコの煙により鼻の嗅覚と舌の味覚を鈍らせます。歯周病のにおいとタバコの臭いは吸っている本人は気が付きませんが、口臭の原因となっています。

実は妊娠そのものが歯周病の危険因子です。妊娠中はつわりなどの影響で歯ブラシを口にいれることが難しくなることがあり、細菌が増える可能性があります。更に女性ホルモンの影響により歯肉が腫れ出血を起こすことがあります。(妊娠性歯肉炎)  

また歯周病は胎児へ悪影響があるため、妊娠前に虫歯や歯周病のお手入れをしておき、妊娠中は定期的なクリーニングをすることをお勧めします。

甘いものが好き、炭酸飲料が好きという人は虫歯・歯周病の予備軍かもしれません。虫歯菌、歯周病菌は甘いものが大好きです。炭酸飲料はpHが低く歯の表面を溶かしてしまいます。歯の表面はざらざらになってしまい虫歯菌や歯周病菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

ストレスはお口の中に、歯軋りとして現れます。おきている間は自覚書状の無い方でも寝ている間に食いしばりや歯軋りをしている場合があります。  食いしばりや歯軋りは歯や歯を支える骨に悪い影響を与えます。  顎が疲れたような感覚があったら一度ご相談ください。

不規則な生活は歯周病を含めた生活習慣病のリスク因子です。睡眠不足は不健康の元です。
歯科医院で定期的なケアを受けましょう
虫歯や歯周病などにより歯を失うリスクを抑えることができます。  毎日の患者さん自身の適切なブラッシングにより細菌の数を減らし、歯科医院での定期なチェックとケアを受けることにより虫歯、歯周病は予防できます。

2024年02月21日