小児歯科とは
小児歯科とは、一言でいうと小児を対象とした歯科診療科です。
お腹の中(胎生期)から永久歯列期完成(12歳ごろ)、そして顎の成長が終わり親知らずが生える18歳ごろまでが対象です。
乳歯は永久歯と比べ、歯質が薄く、酸に弱く、歯の溝が複雑で、虫歯になりやすく、進行も早いのが特徴です。乳歯の虫歯は永久歯に影響を及ぼすので早期の治療が必要です。
最近は、顎が小さく、歯がきれいに並ばない”歯列不正”、”不正咬合”が多くなっています。虫歯がなくても定期的な検診が必要です。
小児歯科の柱
1)むし歯、歯肉炎の予防 →予防歯科
2)健全な歯列の育成 →咬合育成、小児矯正、咬合誘導
3)健全な口腔機能の獲得 →口腔習癖の是正、摂食嚥下機能訓練
歯の萌出に関する問題
歯の生える順番と時期 | 萌出時期 | |
0歳 | 生まれたときから歯が生えている 先天性歯 | 先天歯・リガフェーデ病 |
0-3歳 | 歯のない所の歯肉が紫色に 萌出性嚢胞 | 萌出性嚢胞 |
1歳- | 歯がくっついて生えてきた 癒合歯・癒着歯 | 癒合歯・癒着歯 |
1歳- | 歯の数が足らない 先天性欠如 | 先天性欠如 |
6歳 | 前歯の生え変わりスタート 永久歯の萌出 | 中切歯・側切歯の生え変わり |
6歳 | 第一大臼歯(6歳臼歯)の萌出 | 第一大臼歯(6歳臼歯)の萌出 歯冠周囲炎 |
乳歯の早期喪失と保隙 | 保隙装置 | |
歯がはえてこない 萌出遅延 | 萌出遅延 |
歯肉・粘膜に関する問題
0-1歳 | 歯ぐきに膨らみが 上皮真珠 | 上皮真珠 |
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0-3歳 | ヘルペスによる感染症 | ヘルペス性歯肉・口内炎 |
こどもの口内炎 | 口内炎 | |
こどもの歯肉炎 | 歯肉炎 |
小帯に関する問題
舌が短い 舌小帯付着異常 | 舌小帯付着異常 | |
上唇小帯高位付着 | 上唇小帯高位付着 | |
上唇小帯裂傷 | 上唇小帯裂傷 |
歯に関する問題
こどもの歯 | 乳歯 | |
エナメル質減形成症 | エナメル質減形成症 | |
小さな歯が生えてきた 矮小歯 | 矮小歯 | |
歯の数が多い 過剰歯 | 過剰歯 | |
10歳 | 折れないように注意 中心結節 | 中心結節 |