歯が失われると、摂食嚥下機能、咀嚼機能、審美性、発音・構音機能、味覚といった口腔機能の他にも、体のバランスや胃腸への負荷、姿勢、認知機能など様々な影響があることが知られています。
失われた歯や顎骨を人工物で回復させることを補綴歯科(ほてつ)といいます。
臼歯部1歯欠損の補綴
失われた歯の補綴方法は、ブリッジ、入れ歯、インプラントの3つの方法となります。それぞれ、利点欠点があり、またそれぞれのバリエーションがあります。
長所 | 短所 | |
入れ歯 | 治療期間は比較的短い 歯を削る量が少ない 比較的費用は少ない |
取り外しを行う必要性がある 違和感が大きい 噛みにくい |
ブリッジ | 取り外しをしなくてもよい 治療期間は比較的短い しっかり噛むことができる |
隣の歯を削る必要性がある |
インプラント | 隣の歯を削らなくてよい しっかりと噛むことが出来る |
費用がかかる 外科手術が必要である 治療期間がかかる |
歯が3本連続してなくなった場合
長所 | 短所 | |
入れ歯 | 治療期間は比較的短い 歯を削る量が少ない 比較的費用は少ない |
取り外しを行う必要性がある 違和感が大きい 噛みにくい |
ブリッジ | 適応外 | 適応外 |
インプラント | 隣の歯を削らなくてよい しっかりと噛むことが出来る |
費用がかかる 外科手術が必要である 治療期間がかかる |