口腔機能低下症

口腔機能低下症は、保険病名として新たに導入された概念で、オーラルフレイルに近いものです。診断には7つの症状についてみていきます。

〔検査項目〕

①口腔衛生状態 ➡不良

②口腔乾燥 ➡あり

③咬合力 ➡低下

④舌や口唇の運動機能 ➡低下

⑤舌の筋力 ➡低下

⑥咀嚼機能 ➡低下

⑦嚥下機能 ➡低下

以上のうち3項目以上で口腔機能低下症となる(65歳以上)

*脳卒中やパーキンソン病などの病気がある65歳未満の場合には対象となる場合があります。

口腔機能の低下がみられた場合には、口腔機能管理の継続をすることにより 誤嚥性肺炎の予防、窒息の予防、栄養状態の改善、味覚の向上、感染リスクの減少などの効果があります。

2019年09月22日